木のぬくもりを感じる

木のぬくもりを感じる作りは喜ばれるものです。

しかし、材料の管理には気を配る必要があります。

木は呼吸しています。

湿度の高いところでは、水分を吸収して膨張します。
逆に乾燥した所では、水分を蒸発させて縮みます。

以前、天井裏に点検の為入ったときのことです。
(お引き渡し後1年の木造3階建て住宅です)

1箇所だけ、正規トルクで締めこんだはずのボルトが、
手で回せるほど緩んでいました。木が収縮したためです。

もちろん緩み止めボルトに変えて増し締めを行いました。
木材の乾燥による収縮を甘く見てはいけません。

右はワインセラーの扉ですが、夏場、中の温度、湿度と
外ではかなりの差となります。
この時、扉は外に反ろうとします。

このような場合や濡れる可能性のある、
外部の建具などはあらかじめ反りを
予測した仕事をしておきます。

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